ストップウォッチ、電源スイッチを接続し、ウォッチ側回路の試作を完成させます。
ストップウォッチの接続
ストップウォッチから引き出したコードをブレッドボード上に接続します。このとき、コードの色は関係ありません。
これで、TWELITE DIPが信号を受信した際に、リレースイッチを介してストップウォッチのコードがつながります。これによって、ストップウォッチのスタート/ストップ動作を行えるようになります。
電源スイッチの取り付け
ブレッドボード上での使用の場合は、マイクロUSB差込口を直接抜き差しすることで電源の入・切を行うことが可能です。しかし、後ほど基盤化することを考えると、スイッチを取り付けることをおススメします。
ブレッドボード上の限れられたスペースの中、リレースイッチ右側の3列が空いているため、ここを活用していきます。
ここでは、秋月電子で購入できる 基板用小型3Pトグルスイッチ を使用します。
なお、このトグルスイッチはブレッドボードに取り付けた際には大変ゆるく取れやすいです。基盤化をしない場合は、取り付けない方が使いやすくなります。
スイッチをブレッドボード上に取り付けていきます。
これで、スイッチがオフの状態では19番列と20番列が接続され、回路に電流は流れません。一方、スイッチが音の状態では、20番列21番列が接続され、回路に電流が流れます。
通信確認用信号の接続
最後に、通信確認用信号のコードを取り付けます。
これで、通常時はウォッチ側のデジタル入力1端子がマイナスと接続され、センサー側に常に信号が送信されます。この時、センサー側のデジタル出力1端子は常にLowになります。そのため、センサー側のデジタル出力1端子に接続されたLEDは消灯します。
ウォッチ側が信号を受信した際は、リレースイッチが切り替わります。そのため、ウォッチ側のデジタル入力1端子がマイナスに接続されず、信号が送信されなくなります。この時、センサー側の出力1端子がHighになります。 そのため、センサー側のデジタル出力1端子に接続されたLEDは点灯し、通信が行われたことが分かるようになります。
この時問題となるのが、ストップウォッチへの電流の流れこみや、ストップウォッチからの電流の放出です。
ストップウォッチからTWELITE DIPへ電流が流れ込むことも考えられます。
ここについては、ストップウォッチの構造が不明なため、テスターを用いて電流を計測してみました。その際の電流の流れ込み、放出は確認されませんでした。
ただし、これはあくまで今回使用したストップウォッチの場合です。使用するストップウォッチによっては、ストップウォッチやTWELITE DIPの故障につながる可能性があります。心配な場合は、通信確認用信号を無理に設置する必要はありません。
以上でウォッチ側回路の試作は終了です。
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