無線マイコンTWELITE DIPによって、DIYで作る光電管タイム計測器のワイヤレス化が実現します。
TWELITE DIPについて
DIYで作る光電菅タイム計測器の最初の試作機は有線でした。ただ、有線だと測定距離に限界があります。設置も大変面倒です。何とかワイヤレス化できないか…。
色々と探していく中で見つけました。
無線マイコンのTWELITE DIP(トワイライトディップ)というものです。コンパクトで省電力、さらに通信距離も100m以上が期待でき、価格もそこまで高くないという救世主のような存在です。
TWELITE DIPは、はんだ付けが不要なブレッドボードにそのまま取り付けることができ、配線をつなげるだけで簡単にTWELITE DIP同士の通信を行うことができます。
TWELITE DIPの種類
このTWELITE DIPには、出力とアンテナの違いによって4種類に分けられます。
出力
標準出力タイプのBULUEと高出力タイプのREDの2種類があり、限界通信距離が異なります。 障害物や電波ノイズが無い理想的な空間での使用の場合、BLUEの限界通信距離は1km、REDは3kmとなります。トレーニングの使用を考えた場合、BLUEで充分です。
アンテナ
アンテナを同軸コネクタによって接続するタイプと、ワイヤアンテナをはんだ付けするタイプがあります。
マッチ棒タイプのワイヤアンテナは、価格は安いもののケースに収納した際にマッチ棒型のアンテナの長さがネックとなります。
一方、同軸コネクタによって接続するタイプの場合は、別売りの薄型アンテナを接続することができ、価格は少々高くなりますがケースへの収納の際に選択肢が広がります。
まとめると、DIYで作る光電管タイム計測器では、BLUEの同軸コネクタタイプを使用します。また、 アンテナについては、秋月電子通商で購入できる「トワイライト平面アンテナ」を使用します。
TWELITE DIP 使用の注意事項
TWELITE DIPの使用では、通信距離に関する使用上の注意事項が多くあります。以下はその一部です。
このように、TWELITE DIPの設置にはある程度の「高さ」が必要となります。TWELITE DIPを高さ約85cmの三脚に設置した場合は130m程度の通信が可能となります。一方、地面に直接設置した場合の通信距離は20m程度とかなり短くなってしまいました。なお、3m程度の高さがあれば限界通信距離である1kmの通信を行うことができます。
TWILITE DIPの通信距離に関する詳細は以下を参照してください。
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