電源スイッチ、通信確認用LEDを接続し、センサー側回路の試作を完成させます。
電源スイッチの取り付け
ブレッドボード上での使用の場合は、マイクロUSB差込口を抜き差しすることで電源の入・切を行うことが可能です。しかし、基盤化することを考えると、スイッチを取り付けることをおススメします。
ブレッドボード上の限れられたスペースの中、リレースイッチ右側の3列が空いているため、ここを活用していきます。
ここでは、秋月電子で購入できる基板用小型3Pトグルスイッチを使用します。
なお、このトグルスイッチはブレッドボードに取り付けた際には大変ゆるく取れやすいです。基盤化をしない場合は、取り付けない方が使いやすくなります。
スイッチをブレッドボード上に取り付けていきます。
これで、スイッチがオフの状態では19番列と20番列が接続され、回路に電流は流れません。一方、スイッチが音の状態では、20番列21番列が接続され、回路に電流が流れます。
通信確認用LEDの取り付け
最後に、通信確認用のLEDを取り付けます。ブレッドボード上の唯一残っているスペースである、リレースイッチ左側の19番列から21番列を使用します。
動作の流れとしては以下の様になります。
こうすることで、通信の成否が大変わかりやすくなり、使用の際の手間を省くことができます。
TWELITE DIPからの出力によるLEDの点灯の詳細については以下を参照してください。
追記
以降の画像、動画では上記の29の配線が行われておりません。配線がされていない場合でも動作しますが、TWELITE DIPの動作が不安定になる場合があります。
動作確認
全ての接続が完了し、電源を入れると光電センサー、電源確認用LED、通信確認用LEDの全てが点灯します。
センサー側の通信確認用LEDは、ウォッチ側の電源を入れ、センサ側とウォッチ側の通信が成立すると消灯します。その後、センサーが物体を検出した際の信号の送受信が成功すると点灯します。
動作の様子は以下の動画をご覧下さい。ストップウォッチの動きとともに、通信確認用LEDが点灯しているのが分かると思います。なお、ここではセンサーの代わりにジャンパー線を使用しています。
以上で光電センサー側回路の試作は終了です。