はんだ付けが不要なブレッドボードを使用して回路の試作を行い、動作確認を行います。
ブレッドボードとは
制作にあたっては、最初にブレッドボードを使うことをおすすめします。
最初から基盤化していくのはハードルが高いため、ブレッドボードで動作を確認した後、基盤化していくことをおすすめします。
ブレッドボードでは、下の画像の黄色のラインのように内部がつながっています。
この特性のおかげで簡単に回路を組み合げることができます。
ジャンパー線
ブレッドボードの各穴をつなぐにはジャンパー線を使用します。 個人的に、画像左をコード型ジャンパー線、画像右をコの字型ジャンパー線と呼んでいます。正式名称は不明です…。
コード型ジャンパー線は、長さに応じてある程度好きな位置に差し込むことができます。一方、コの字型のジャンパー線は、つなぎたい回路に応じた長さを選ばなくてはいけません(簡単に加工することもできます)。
最初は、回路を製作しやすいコード型ジャンパー線を使用することをおすすめします。ただ、このコード型の問題点が一つ…。
それは、コードでグチャグチャになってしまうという点です。下の画像を見てください。
試作段階のものですが、どのコードがどこにつながっているのか、訳が分からなくなっています。持ち運びの途中で引っかかってコードが抜けることもしばしば…。動作が確認できたら、コの字型ジャンパー線に変えていくことをおすすめします。
コの字が型ジャンパー線を用いると回路がすっきりします。線が抜ける心配もありません。
ブレッドボードは、クリップで部品の足やコードを挟んでいるだけです。そのため、当然、線やパーツが外れることがあります。日常のトレーニングで使用する場合、ブレッドボードでも使えないことはありませんが、しっかりとはんだ付けすることをおすすめします。
ブレッドボード型基盤
秋月電子ではブレッドボード型基盤が販売されています。
この基盤は大きさ、穴の数とすべてがブレッドボードと同じに設計されています。裏面もしっかりと穴同士がつながっています。
ジャンパー線もそのままはんだ付けできるため、この基盤を使えば簡単にブレッドボードの回路を基盤に移すことができます。
このように、ネジによって部品が取り付けられなくなることがあります。そうした場合には、別の場所にドリルで簡単に穴を空けることができます。
これで別の場所にネジ穴ができました。
DIYで作る光電管タイム計測器では、まずブレッドボード上で回路を組んでいきます。動作確認後、ブレッドボード型基盤に回路を移していきます。
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