本体ケース

100円ショップのプラスチックケースを加工し、基盤、モバイルバッテリー、センサーやウォッチを収納する本体ケースを製作します。

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本体ケース加工

基盤、モバイルバッテリー、センサーまたはストップウォッチを収納する本体ケースを作成します。全てを一体化できたら一番ですが、市販品を使用しているため困難です。そこで、100円ショップで販売されているプラスチックケースを利用して本体ケースを製作します。

ケースの選択

ここでは、ダイソーで販売されているトレーディングケースを利用しています。たくさんのケースを試してみましたが、このケースが最もサイズの合う大きさでした。

センサー側に2個、ウォッチ側に1個、合計3個のケースを使用します。

ケースの加工

センサー側の2台のみ、光電センサーのコード引き出し用の穴を空けます。位置は画像の灰色の部分となります。

ケースは、カッターで切れ目を入れることができます。ニッパーを使用して一気に切れ目を入れようとすると、ケースが割れていまう場合があるので注意してください。

フタ側も同様に切り取ります。下側の穴の大きさに合わせて、マジックで目印をつけておくときれいに仕上がります。

角のとがりや、切断面のデコボコをヤスリで整えます。この3本セットの小型ヤスリもダイソーで購入できます。

モバイルバッテリーの取り付け

ここからの取り付けでは、100均で販売されているコードフックを利用していきます。

モバイルバッテリーの取り付け位置にコードフックを画像のように貼り付けます。ここにモバイルバッテリーを取り付け、フックの力で固定します。

モバイルバッテリーを取り付けると、画像の様になります。

モバイルバッテリーがしっかりと固定されていることを確認してください。固定が緩い場合はフックの曲がりを強くします。

光電センサーの取り付け

最初にコードフックの取り付け位置を決めます。このとき基盤ケースはまだ接着しないようにします。光電センサーのコードの巻き具合の強さを調整しながら、ケースの右側に光電センサーを収納できるようにします。

取り付け位置が決まったら、ポリプロピレン用の強力両面テープを使用して基盤ケースを接着します。

ケース接着後はアンテナを貼り付けます。アンテナは必ず地面に対して垂直となるように貼り付けてください。地面と平行に張り付けた場合は、通信が良好に行われなくなる可能性があります。

最後にUSBケーブルを接続します。USBケーブルは25cmの長さが最適となります。モバイルバッテリーに同梱されているケーブルは10cm程度となり、別途USBケーブルの購入が必要です。

※画像は25cmのUSBケーブルを使用しています。

100円ショップ等では25cmのUSBケーブルはあまり見かけず、50cm~1mのものが主流です。50cmのUSBケーブルであればケース内に十分収まります。

また、今回のモバイルバッテリーで使用するケーブルはMicro-B typeのケーブルとなります。

USBケーブルを接続し、光電センサーが収納できました。

最後に、先ほど開けた穴から光電センサーのケーブルが引き出せることを確認してください。

ストップウォッチの取り付け

ストップウォッチ側では本体ケースの穴空けは不要です。また、センサー側と同様にモバイルバッテリー、基盤ケースを取り付けていきす。

ケースの右側にはストップウォッチを収納します。この際、コードフックを1個利用して、コードと基盤の接着面に加わる負荷を減らしています。

ストップウォッチのコードの太さであれば、本体ケースのどの面からも引き出すことが可能です。また、コードの長さが短い場合は、コードの継ぎ足しを行い適切な長さに調整します。

これで全ての部品が本体ケース内にきれいに収まりました。